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すずとことりと 

~読んで、歌って、ときどきマルシェ~

和知 はるいろ さくらまつり出店記

4月2日土曜日、京丹波町和知野草の森の「はるいろマルシェ」に

出店してきました。

愛車のウサコちゃんに荷物を積んで子どもを乗せていざ、

お店を開きに道を走る時、

「自由!」っていう感じがします。

車を運転できる人になれて良かった。と思う。

「出店」するのはホントに楽しいです。

そしてそれには運転が不可欠でした。(扱うものが重くてかさばるから)。

「よし、車に乗ろう!」と勇気を出したのが始まり。

これまでの数々の挑戦の中で最も命がけだったのがこの「運転」です。

今も体をはってます。

長年のペーパーをやめて運転を始めてから3年目。

スピードが恐ろしくて高速なんて縦貫道なんて走れない。

ていうか正気を保つには時速45キロ以上はムリなのですが、

自分にとって超快適な安全速度で走っていると

後方に大渋滞が発生してしまうので

ムリッムリに気合で脳をアップデートして流れに乗る努力で

慎重に気を引き締めて9号線をまっすぐ、まっすぐ。

峠を越えて、亀岡を抜けて、途中から27号線に変わって、

そして目の前に広がった明るい景色。

由良川エリアに入って現れた広々した空と穏やかな山々の姿から、

ハンドルを握りしめ前方に固定した視線を少しずらすだけで死ぬ

思いがするほど怖い究極のストレス下にある心に

癒しの風が送られてきました。

和知。 

緊迫した長時間空間移動の末にたどり着いたところは、

車を降りるとそこに、つくしがにょきにょき生えていて、

足元は若草色のじゅうたんで、

ぽかぽかの日差しにあらゆる春の花が笑っていて

うぐいすが歌っている

穏やかで優しい日本昔話そのままの里山なのでした。

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会場の「わち野草の森」のすぐ横に 

お菓子工房の「菓歩菓歩(かぽかぽ)」さんがありました。 

わたしにとっては食材配達「よつ葉連絡会」のカタログでお馴染みの。

オーガニックな素材で作られた

しっかり美味しいタルトやケーキはここから来てた。

じーん。と感動。

「菓歩菓歩」さんの建物はイメージ通り。

いやイメージ以上にシンプルで美しかったです。

存在感がありました。

町から離れた場所での営業や生活にあるであろう苦労を厭わない、

大草原の小さな家の母さんのような立ち姿。

写真でしか見たことがないけれどアーミッシュの家も連想しました。

揺るぎない信念と周囲の自然に呼応して生きている愛らしさの

両方を感じる佇まいでした。

見渡すと建物の入り口に置かれた迫力の花の生け方とか、

スタッフの人が来てる法被とかがとても素敵でした。

実(じつ)がしっかり満ちていて揺るぎない体(てい)。

背景と実体が矛盾なく一体になってる気持ちよさがあって、

すくすくと美しい。

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「絵本ちゃん」も同じ京丹波。近い。

で、はるいろマルシェで絵本ライブされてました。納得。

「絵本ちゃん」には昨年の夏に訪れていて、

「絵本ちゃん」含む、旧質美小学校の素敵さ、可愛さに圧倒されたのですが、

その時は緑の山の奥深くに突然現れた奇跡の物件、としか思えなかった。

「絵本ちゃん」の可愛さは、京丹波で浮いたものではなかったのです。

丹波の方々の美的な精神の強さが心に響きました。

はるいろさくらまつりの内容をひとつひとつ見てみても、センスが素敵。

「毒野草ツアー」「苔玉ワークショップ」

「森の展示室」「空想時間Ⅲ」「移動動物園」「絵本ライブ」

「わああ~。いいところに来てしまった~。」

 

息子はお餅つきをお手伝いさせてもらい、つきたてのヨモギもちを

3個食べ、苔玉をつくり、絵本ちゃんの読み聞かせを聞き、

残りの時間はほとんど移動動物園でウサギと戯れていました。

「めだか古書店」さんで金子みすずの詩集を買いました。

「あじき堂」さんの手打ちそばが超絶美味しかったです。

お隣のブースは「あさって農園工房」さんでした。ほぼ自給自足の生活とのこと。

 

こども達の年頃がうちと近くて

知らぬ間に一緒に遊びだして山を探検したそうです。

なんかパズーとシータが夫婦になったらこんな家庭なのかな。みたいな。

いや、違うかもしれませんが!わたしにはそう思えた。
飼っている蜜蜂のはなしが興味深すぎてちょっと興奮。

はちみつを頂きました。

 

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野山の味がします。
 

この場所に集まる引力?
来て下さるお客さま方もそれぞれキラキラと魅力的で
幸運な廻り合せに感謝。感謝。

帰る時「また来年会いましょう」と言ってもらった言葉が
とても優しく響きました。
「また来年」

 

来年と言わず、また夏に訪れるつもりです。
由良川のアユを食べるのです。絵本ちゃんにも寄れるし。
運転もちょっとだけ慣れたし。