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すずとことりと 

~読んで、歌って、ときどきマルシェ~

50%の負

この前のル・マルシェで。

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「えほん屋さん すずとことりと文庫」デビュー後、2回目の出店。

今後を占う2回目の出店。商品のボリュームも2倍。

ポップも作ったし!名刺も作ったし!ブログも作ったし!

ディスプレーも計画立てて来て。

気合い燃やしてました。

誰も見に来てくれませんでした。

・・・。(焦り)

前回「すずとことりと文庫」デビューは ノエル・ド・マルシェ。

クリスマスのイルミネーションが飾られた2日連続の特別版で大賑わい。

準備中、箱から出すやいなや「絵本だ!」「絵本を売ってる!」とブースが

人だかりに。(←一瞬やけどホンマです)

思ってた以上の反響に嬉しい驚きだったのに。

この日は前を通る人、通り過ぎる人、だーれも目にとめてもくれない・・・。

お昼近くなるまで、透明な店舗 に佇んでいました。

それで、いつも出店でご一緒してる顔見知りの他のお店のおじさんに

ちょっとグチったんです。「今日、ぜんぜんダメです~。見に来てももらえません~。」って。

するとおじさん

「・・・この世界には・・・人を10人いっぺんに殺して大量殺人やとか、こどもが売られるやとか

そういうことがこの今の時間にも同時に起こっとるわけやわなあ~。・・・そういう「負」の力

というものが何にでも50%あるのと違いますかなあ~。いいことばっかり100%ということは

ないものでいいことがあったら50%の負は払わなバランスがとれへんし。まあ~

いい日もあれば、わるい日もある。ということやし~」

思いがけずそのお話が、胸に命中して刺さったその日のわたし。

観念では知ってる話だけど、その状況において体感としてグッと腑に落ちて

なんだか泣きそうになりました。

「あ~、ほんとにほんとにほんまですねえ!ものすごくよく分かります!

良いお話し、ほんとにありがとうございます!!!!!」つって、その

神を宿したおじさんに手を合わせて感謝したのですが・・・。

そしてその日のマルシェは午後から風向きが変わり、絵本も売れ出して

最後には前回を上回る売り上げとなりまして、ほんとに心温まる日となったのですが・・・。

その後さらに、なんとなく、「気づいた!」ってことがあったんですよ。

新快速に乗ってて「50%の負・・・」って考えてたんです。

やっぱり「負はあかん。負は排除!」ってなりがちな私。

「いいことばっかりじゃないのは自分が鈍くさくてなんでも上手にできないせい!」って

なりがちな私。

でも「負」というのは無くならないのです。バランスだから。

万物が等しく抱えている50%の負。正と負。バランス。

自分における「負」というものに長年苦しめられて来たと思ってたんです。

10代とか20代とか若かった頃は特に「「負」の部分を知られたら嫌われる。」

っていう意識があった。

キホン能天気ながら反面ものすごい闇を抱えて生きていたのは自覚していて

闇を抱えてるというのを人に知られるのが恐怖で

そういうことはないことにしていたのだけど。

大人になっていろいろ経験して少しは分かるようになっては来ましたが

でもその頃は自分の何が闇で何が負なのか、それは見えていなかった。

隠すものが何かが分からないのに隠せるか?

「負」がバランスならそれは隠せるという性質のものではない。

つまり~隠してたつもりで丸出しやったんちゃう?わたし。って。

「丸出し」。気付いたのはそれです。

頭隠して尻隠さず。

つめの甘い自分のいかにもやりそうなこと。

それならば~。

なんか壁があったり影があったりガタガタと不器用でずるいことばっかり

してたけど

これまでわたしのことに好意で接してくださった方々というのは

分かった上で、いびつな人間性を、まあ、よく言えば 「可愛い」みたいな。

善意的過ぎる印象を持って受け入れてくれてはったん?はったん?

そういうこと?

つまり自分でとても受け入れがたいというか、嫌われる、と思い込んでた部分が

逆にチャーミングだったってこと?(すいません、自分内での独り言です)

それが逆に魅力になってたってこと?(自分内の疑問に対する仮定です)

その時、私の中で、自分に対する印象が、画期的に変わったのです。

わたしの魅力ってそこ?!

醜さを美点ととらえることができたとき

まんまるに照らし出された満月が出現。て感じ。

全身でお日様浴びて生きててええんや。って晴れ晴れした気持ち。

すいません。すいません。

でも~自分以外の人のことを考えたら、影が魅力で惹きつけられるって

あるもんね。

鈍くさくて暗いっていうのも、魅力に感じる人いるかもよ。

ああ、例えば、あの人とかあの人とか、あの人とか。

その方々のことを思い出して、その方々の心の広さに感動して

有難くって、心からその方々の幸せを祈りました。

新快速の中で。

そしてこれを書いている今もまた思っています。

ありがとうございます。

お幸せを祈っています。

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